魔王城でおやすみが好き
この記事は2018年オススメのマンガ Advent Calendar 2018の12/10分の記事です。
遅刻しました。
全部で5記事書くことになっているうち、これは1つめです。
魔王城でおやすみ
ということで今日書くのは「魔王城でおやすみ」という作品です。いま調べたところ、週刊少年サンデーで連載しているみたいですね。異様に刊行ペースが早いなと思っていたんですが、それならかなり納得です。
簡単なあらすじとしては、人類統一国家(なんと人類の国家は1つだけ!!)の姫が魔王に誘拐されるんですがなんだかんだあって快適な睡眠を求めるためになんやかんやして馴染んでワイワイみたいな感じですかね。
あらすじって書くのむずかしくないですか?でも大体の流れは姫が寝るためにあらゆる手段を取って殺したり死んだり生き返ったりしているのでたぶんあってると思います。
ジャンルとしてはコメディ…かな?
1巻はこれ↓、まとめ買いはこれです。
はてなブログの独自タグよくわからない…
- 作者: 熊之股鍵次
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2016/10/14
- メディア: Kindle版
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好きなところ
たぶんオススメの理由とかを書くべきなんでしょうけれど、個人の好みでオススメって言ってしまうのはあんまり…となってしまうので、わたしが好きな理由をただ書いていこうと思います。
絵がかわいい
まあこれは大事ですね。
ただ、かわいいにも種類があると思っていて、いわゆる萌え萌えきゅん的なもの、絵がうまい、デフォルメ的なもの、しぐさがかわいく見えるもの、愛嬌があるもの、などたくさんあると思うんですが、「魔王城でおやすみ」はしぐさ+愛嬌+絵がうまいで構成されていると!個人的に!思っています。
基本的な舞台が魔王城なので、さまざまな種類の魔物が出てくるんですが、どれも特徴をとらえた愛嬌のある見た目に書かれているし、しぐさ/言動が愛着を持てるよう描かれていてすごくよいです。
姫もかわいくて、姫は本当にすべてがかわいいです。絵もしぐさも言動もかわいい。好き。
キャラクターが覚えやすい
前述の通り主人公たちに加えてさまざまな種類の魔物が出てきます。
しかしほとんどの登場人物(魔物)に明らかな特徴づけがなされており、その特徴に合った特徴的なエピソードが用意されているのですぐ思い出すことができます。また、姫も名前ではなく見た目や種族ベースのあだ名で呼んでいるので覚えるコストが低いです。あと面白い。
新刊が出るたびに「これ誰だっけ?」となってすべて読み直すみたいな、 O(n^2)
をしなくて良いのでかなり脳に優しいです。
姫が寝ている
あらすじにも書きましたが、この本は「姫が寝る」お話です。つまり、要するに、(関係性の蓄積や行動の蓄積などはありますが)ストーリーがわかりやすいです。過去の文脈にほぼ依存しません。
たとえば他の作品を考えてみると(たとえばリゼロやマリみて、H×Hでもよい)、数ヶ月ぶりに新刊を読んだ時にキャラクターやストーリーを忘れていて、結局今までのをちらちら読み返しながら読む or めんどいから読むのをやめる、となったりするんですが、「魔王城でおやすみ」で思い出す目的で読み返したことはありません。(もっかい読みたい!となって読み返したことは何度もあります)
単行本の空白ページがかわいい
単行本派なので、雑誌がどうなってるか知らないんですが、各話の間にさまざまな職業の格好(というかコスプレ)をした姫が載っていて、すごく、かわいいんですね…
これを各話ごとにやっているので、おそらく100種類以上やっていて、ここまで思いつくのがすごいなあと思ったりします。次巻が楽しみです。
ということで
「魔王城でおやすみ」の紹介というか好きなところでした。
ゆるふわな感じの脳にやさしい、日常系っぽいけど女の子だらけではないシュールな感じのものが読みたくなったらぜひ読んでみてください。